慢性疼痛に対する末梢神経ブロック:システマティックレビューとメタ解析
Peripheral Nerve Blocks for Chronic Pain: Systematic Review and Meta-Analysis
JOURNAL
Reg Anesth Pain Med
Regional Anesthesia and Pain Medicine
YEAR
2022
IMPACT FACTOR
5.1
ジャーナル IF
CITATIONS
52
被引用数
AUTHORS
Guo CW, Ma JX, Ma XL, Xing D
OVERVIEW — 概要
末梢神経ブロックは慢性疼痛管理において薬物療法の代替・補完として使用されているが、その有効性の包括的評価は不足していた。本研究は慢性疼痛(頭痛・顔面痛・四肢痛・体幹痛)に対する末梢神経ブロックの有効性と安全性を評価したシステマティックレビューとメタ解析である。
CONCLUSION — 結論
末梢神経ブロックは慢性疼痛の疼痛スコアを有意に改善し(SMD -1.12)、効果は4〜12週間持続した。超音波ガイド下施行は盲目的施行と比較して有効性・安全性ともに優れていた。末梢神経ブロックは難治性慢性疼痛に対する有効な介入として推奨される。
主要な知見
末梢神経ブロックは慢性疼痛の疼痛スコアを有意に改善(SMD -1.12, 95%CI -1.45 to -0.79)
超音波ガイド下施行は成功率が有意に高く(OR 2.34)、合併症が少なかった
効果の持続期間は平均4〜12週間であり、繰り返し施行で延長可能
頭痛・顔面痛に対する末梢神経ブロックが最も高い効果を示した
重篤な合併症(神経損傷・感染)は0.5%未満と稀だった
Dr.Pain のコメント
超音波ガイド下末梢神経ブロックは、慢性疼痛治療のゲームチェンジャーです。盲目的施行と比べて安全性・有効性が格段に向上しました。特に後頭神経ブロックや肩甲上神経ブロックは外来でも施行でき、難治性疼痛患者に大きな恩恵をもたらします。
臨床的示唆
慢性疼痛への末梢神経ブロックは超音波ガイド下で施行することを標準とする 薬物療法に反応しない難治性慢性疼痛患者への早期介入を検討する 繰り返し施行(3〜6ヶ月ごと)により長期的な疼痛管理が可能
アブストラクト(原文)
Peripheral nerve blocks are used as an alternative or complement to pharmacotherapy in chronic pain management. This systematic review and meta-analysis evaluated the efficacy and safety of peripheral nerve blocks for chronic pain conditions.
MeSH TERMS
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