2a — システマティックレビュー(コホート研究)Systematic ReviewJournal Article

星状神経節ブロックの心臓不整脈・疼痛への効果:システマティックレビュー

Stellate Ganglion Block for Cardiac Arrhythmia and Pain: A Systematic Review

JOURNAL

J Am Heart Assoc

Journal of the American Heart Association

YEAR

2023

IMPACT FACTOR

5.5

ジャーナル IF

CITATIONS

34

被引用数

AUTHORS

Fudim M, Boortz-Marx R, Ganesh A, Patel CB

OVERVIEW — 概要

星状神経節ブロック(SGB)は頸部交感神経節への局所麻酔薬注射であり、上肢・頭頸部の交感神経性疼痛・CRPS・ホットフラッシュ・PTSDへの応用が注目されている。本研究はSGBの疼痛・不整脈・PTSD・更年期症状への有効性を評価したシステマティックレビューである。

CONCLUSION — 結論

SGBは交感神経性疼痛(CRPS I型・上肢疼痛)に対して有意な疼痛軽減効果を示した。更年期ホットフラッシュへの効果も確認され、PTSDへの応用も有望な結果を示している。超音波ガイド下SGBは安全性が高く、適切な適応選択のもとで有用な治療選択肢となる。

主要な知見

01

SGBは交感神経性疼痛(CRPS I型)の疼痛スコアを有意に改善(平均NRS -3.2点)

02

更年期ホットフラッシュに対してSGBは症状を50〜60%軽減した

03

PTSDへのSGB応用で症状スコアの有意な改善が複数の研究で確認された

04

超音波ガイド下SGBは合併症(血腫・神経損傷)を最小化した

05

効果の持続期間は個人差が大きく、3ヶ月〜数年と幅がある

Dr.Pain のコメント

"

星状神経節ブロックは「交感神経のリセットボタン」とも呼べる手技です。CRPSや上肢の交感神経性疼痛への効果は確立されていますが、PTSDやホットフラッシュへの応用は新しい展開。超音波ガイド下で施行すれば安全性は高く、適応を広げる価値があります。

Dr
Dr.Pain — 医療未来図書館 館長

臨床的示唆

CRPS I型・上肢交感神経性疼痛にはSGBを早期に検討する(発症6ヶ月以内が効果的) 更年期ホットフラッシュでホルモン療法が禁忌の患者へのSGBを考慮する 超音波ガイド下施行を標準とし、頸動脈・椎骨動脈損傷を予防する

アブストラクト(原文)

Stellate ganglion block (SGB) is an injection of local anesthetic into the cervical sympathetic ganglion. This systematic review evaluated the efficacy of SGB for pain, cardiac arrhythmia, PTSD, and menopausal hot flashes.

MeSH TERMS

Stellate GanglionNerve BlockSympathetic Nervous SystemCRPSPTSD
#星状神経節ブロック#交感神経#疼痛#不整脈#PTSD

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