神経障害性疼痛に対する薬物療法と非侵襲的神経調節:システマティックレビューとメタアナリシス
Pharmacotherapy and non-invasive neuromodulation for neuropathic pain: a systematic review and meta-analysis
Finnerup NB, Attal N, Haroutounian S, McNicol E et al.
神経障害性疼痛は一般人口の7〜10%に影響し、重大な障害と生活の質低下をもたらす。本研究は229件のRCT(計30,832名)を対象に、薬物療法(SNRI・ガバペンチノイド・三環系抗うつ薬)と非侵襲的神経調節(TMS・tDCS)の有効性を系統的に評価したシステマティックレビューとメタアナリシスである。
KEY FINDINGS
- ▸SNRIs・ガバペンチノイド・三環系抗うつ薬が中等度の有効性を示した
- ▸経頭蓋磁気刺激(TMS)・経頭蓋直流電気刺激(tDCS)が特定の神経障害性疼痛に有望
Dr.Pain のコメント
Lancet Neurologyに掲載された2025年の最新メタアナリシスだ。神経障害性疼痛の治療において、薬物療法だけでなく非侵襲的な神経調節(TMSやtDCS)が有望であることが大規模解析で示された。特に注目すべきは、229件のRCTという圧倒的なエビデンス量だ。臨床現場では「薬が効かない」と嘆く患者が多いが、この研究は神経調節という新たな選択肢の可能性を示している。ただし、効果量は「中等度」であり、過度な期待は禁物だ。