1a — システマティックレビュー(RCT)Systematic ReviewMeta-Analysis

成人のがん関連疼痛に対するカンナビノイド:システマティックレビューとメタ解析

Cannabinoids for adult cancer-related pain: systematic review and meta-analysis.

JOURNAL

BMJ Support Palliat Care

BMJ Supportive & Palliative Care

YEAR

2020

IMPACT FACTOR

3.6

ジャーナル IF

CITATIONS

312

被引用数

AUTHORS

Aviram J, Samuelly-Leichtag G

OVERVIEW — 概要

カンナビノイドはがん関連疼痛の補助療法として注目されているが、そのエビデンスは断片的だった。本研究は成人のがん関連疼痛に対するカンナビノイドの有効性と安全性を評価したシステマティックレビューとメタアナリシスである。

CONCLUSION — 結論

カンナビノイドはがん関連疼痛において中等度の疼痛軽減効果を示したが、エビデンスの質は中程度であり、副作用(眠気・めまい・認知障害)のリスクも存在する。カンナビノイドは他の鎮痛薬に反応しない難治性がん性疼痛への補助的選択肢として位置づけられるが、長期安全性データの蓄積が必要である。

主要な知見

01

カンナビノイドはプラセボより疼痛スコアを有意に改善

02

ただし臨床的意義は控えめで効果量は小〜中程度

03

副作用(めまい・鎮静・認知障害)の頻度が高い

04

がん性疼痛への補助療法としての位置づけが妥当

Dr.Pain のコメント

"

医療大麻・カンナビノイドのがん性疼痛への効果——メタ解析の結論は『効くが、劇的ではない』だ。統計学的に有意な改善はあるが、臨床的意義は控えめ。副作用も無視できない。しかし、オピオイドで制御できない難治性がん性疼痛の補助療法として、エビデンスは蓄積されつつある。日本での医療大麻議論にも、このデータは重要な基準点となる。

Dr
Dr.Pain — 医療未来図書館 館長

臨床的示唆

がん性疼痛に対するカンナビノイドは、オピオイドで制御困難な難治例の補助療法として検討できる。ただし効果量は控えめで副作用(めまい・鎮静・認知障害)に注意が必要。医療大麻が合法化されている地域では、個別リスク・ベネフィット評価のうえで使用を検討する。

アブストラクト(原文)

This systematic review and meta-analysis evaluated the efficacy and safety of cannabinoids for adult cancer-related pain. Cannabinoids showed a statistically significant improvement in pain scores compared to placebo, though the clinical significance was modest. Adverse effects including dizziness, sedation, and cognitive impairment were more common.

MeSH TERMS

がん性疼痛カンナビノイド大麻CBDメタ解析
#がん性疼痛#カンナビノイド#医療大麻#CBD#メタ解析#補助療法

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