帯状疱疹後神経痛に対するPRF+PRP併用療法の有効性と安全性:系統的レビューとメタ分析
Efficacy and Safety of Pulsed Radiofrequency Combined with Platelet-Rich Plasma in the Treatment of Postherpetic Neuralgia: A Systematic Review and Meta-Analysis
JOURNAL
J Pain Res
Journal of Pain Research
YEAR
2025
Vol.18
AUTHORS
Lu Z, Zhao C, Ni H, Yao M
OVERVIEW — 概要
帯状疱疹後神経痛(PHN)に対するPRF+PRP(多血小板血漿)併用療法とPRF単独療法を比較した7試験・568名のSR/MA(2025年、Pain Physician掲載)。PRFとPRPという2つの異なる作用機序(神経調節+再生医療)の相乗効果を初めて系統的に評価した重要論文。帯状疱疹後神経痛の難治例に対する新しい治療戦略のエビデンスを提供。
CONCLUSION — 結論
PRF+PRP併用療法はPRF単独療法と比較してPHNに対して有意に優れた疼痛緩和・睡眠質改善・レスキュー鎮痛薬使用量減少をもたらす。有害事象発生率は両群間で有意差なし。PRFによる神経調節とPRPによる神経再生・抗炎症作用の相乗効果が、難治性PHNに対する有効な治療戦略となりうる。
主要な知見
7試験・568名を対象としたSR/MA
PRF+PRP群はPRF単独群より有意に優れた疼痛緩和を達成
睡眠質の改善もPRF+PRP群で有意に優れた
術後レスキュー鎮痛薬使用量がPRF+PRP群で有意に少ない
有害事象発生率は両群間で有意差なし(安全性は同等)
Dr.Pain のコメント
帯状疱疹後神経痛は慢性疼痛の中でも治療抵抗性が高い疾患の一つ。PRF+PRPという組み合わせは、PRFの神経調節作用とPRPの神経再生・抗炎症作用を組み合わせた理にかなったアプローチ。レスキュー鎮痛薬の削減はオピオイド依存リスクの軽減にも直結する。
臨床的示唆
PHNに対してPRFにPRPを追加することで疼痛緩和・睡眠改善・鎮痛薬削減の相乗効果が得られる。安全性プロファイルはPRF単独と同等であり、難治性PHN症例への積極的な適用が支持される。
アブストラクト(原文)
帯状疱疹後神経痛(PHN)に対するPRF+PRP(多血小板血漿)併用療法とPRF単独療法を比較した7試験・568名のSR/MA。PRF+PRP群はPRF単独群と比較して有意に優れた疼痛緩和・睡眠質改善・レスキュー鎮痛薬使用量減少を示した。有害事象の発生率は両群間で有意差なし。
MeSH TERMS
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