頸部神経根症:レビュー
Cervical radiculopathy: a review
JOURNAL
Am Fam Physician
American Family Physician
YEAR
2016
Vol.93 No.9
IMPACT FACTOR
3.2
ジャーナル IF
CITATIONS
312
被引用数
AUTHORS
Childress MA, Becker BA
OVERVIEW — 概要
頸部神経根症の包括的レビュー。疫学・病態・診断・保存療法・手術適応を解説。年間発生率は人口10万人あたり約83人。自然経過は良好で、多くは保存療法で改善する。
CONCLUSION — 結論
頸部神経根症の多くは保存療法で改善するが、進行性の神経障害や難治性疼痛には手術が有効。硬膜外ステロイド注射は短期的な疼痛緩和に有効。
主要な知見
年間発生率:人口10万人あたり約83人(男性107人、女性64人)
C6・C7神経根が最多(全体の約70%)
保存療法(理学療法・NSAIDs・硬膜外注射)で75〜90%が改善
手術適応:進行性の神経障害、難治性疼痛(6〜12週の保存療法無効)
Dr.Pain のコメント
頸部神経根症の基本を押さえる必読レビュー。「C6・C7が70%」という疫学データと、「75〜90%が保存療法で改善」という自然経過の良好さは、患者説明の際に非常に役立つ。硬膜外ステロイド注射の短期有効性も明確に示されており、インターベンション治療の根拠として使える。
臨床的示唆
頸部神経根症の初期治療は保存療法が原則。硬膜外ステロイド注射は短期疼痛緩和に有効で、手術への橋渡しとしても機能する。進行性の筋力低下・膀胱直腸障害は緊急手術適応。
アブストラクト(原文)
Cervical radiculopathy is a disease process marked by nerve compression from herniated disk material or arthritic bone spurs.
MeSH TERMS
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