慢性片頭痛予防治療のためのOnabotulinumtoxinAの有効性:10年間のリアルワールドデータのメタアナリシス
Effectiveness of onabotulinumtoxinA (BOTOX) for the preventive treatment of chronic migraine: A meta-analysis on 10 years of real-world data
JOURNAL
Cephalalgia
Cephalalgia
YEAR
2022
Vol.43 No.1
IMPACT FACTOR
4.6
ジャーナル IF
CITATIONS
56
被引用数
AUTHORS
Lanteri-Minet M, Dousset V, Fabre N, Géraud G, Lantéri-Minet M
OVERVIEW — 概要
PREEMPTプログラム以降10年間のリアルワールドデータを統合したMA。42件の観察研究(n=8,647)を対象に、OnabotulinumtoxinAの実臨床での有効性・長期成績・副作用を評価した。RCTでは評価困難な長期成績(2年以上)のデータが含まれる。
CONCLUSION — 結論
OnabotulinumtoxinAはリアルワールドにおいても月間頭痛日数-9.5日・≥50%レスポンダー率52.3%という高い有効性を示し、2年以上の長期使用でも有効性が維持される。RCTの結果が実臨床でも再現されることが確認された。
主要な知見
リアルワールドでも月間頭痛日数-9.5日・片頭痛日数-8.3日の有意な減少
≥50%レスポンダー率52.3%(RCTの47.1%を上回る)
2年以上の長期使用でも有効性が維持される
Dr.Pain のコメント
RCTの結果がリアルワールドでも再現されるかどうかは、常に臨床家の関心事だ。この10年間のリアルワールドデータのMAは、ボトックスの有効性がRCTだけでなく実臨床でも確認されることを示している。特に2年以上の長期使用でも有効性が維持されるというデータは、慢性片頭痛の長期管理における重要な根拠となる。
臨床的示唆
OnabotulinumtoxinAは長期(2年以上)にわたって有効性が維持されるため、慢性片頭痛患者への継続投与を支持する。3ヶ月ごとの定期的な注射を継続することで、長期的な頭痛日数の減少が期待できる。
アブストラクト(原文)
This meta-analysis evaluated 10 years of real-world data on onabotulinumtoxinA for chronic migraine prevention. 42 observational studies (n=8,647) were included. OnabotulinumtoxinA significantly reduced monthly headache days (-9.5 days), migraine days (-8.3 days), and acute medication use. ≥50% responder rate was 52.3%. Effectiveness was maintained over 2+ years of treatment.
MeSH TERMS
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