1a — システマティックレビュー(RCT)Systematic ReviewMeta-Analysis

頸椎疾患に対するマニピュレーションとモビライゼーションのランダム化比較試験の系統的レビューとメタアナリシス

A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials of manipulation and mobilization for cervical spine disorders

JOURNAL

Complement Ther Clin Pract

Complementary Therapies in Clinical Practice

YEAR

2023

Vol.52

IMPACT FACTOR

3.4

ジャーナル IF

CITATIONS

20

被引用数

AUTHORS

Coulter ID, Crawford C, Hurwitz EL, Vernon H, Khorsan R

OVERVIEW — 概要

頸椎疾患(急性・慢性頸部痛・頸椎症・むち打ち後疼痛等)に対する脊椎マニピュレーションとモビライゼーションの有効性を評価した51件のRCT(n=3,765)のSR/MA。疼痛強度・機能障害・QOL・有害事象を評価し、マニピュレーション単独・モビライゼーション単独・マニピュレーション+運動療法の比較も実施した。

CONCLUSION — 結論

脊椎マニピュレーションとモビライゼーションは頸部痛と機能障害を有意に改善し、マニピュレーション+運動療法の組み合わせが最も効果的である。重篤な有害事象は報告されておらず、頸椎疾患の保存療法として推奨される。

主要な知見

01

マニピュレーションは頸部痛(SMD -0.59)と機能障害(SMD -0.47)を有意に改善

02

マニピュレーション+運動療法の組み合わせが最も効果的

03

重篤な有害事象なし(51件のRCT・3,765名)

Dr.Pain のコメント

"

頸部痛に対する徒手療法のエビデンスが51件のRCTで確立された。「マニピュレーション+運動療法」という組み合わせが最も効果的という知見は、受動的な治療のみに依存することの限界を示している。ただし、椎骨動脈解離という稀だが重篤な合併症リスクを念頭に置き、適切な患者選択と施術技術が不可欠だ。

Dr
Dr.Pain — 医療未来図書館 館長

臨床的示唆

慢性頸部痛患者に対して脊椎マニピュレーション・モビライゼーションと運動療法の組み合わせを推奨する。椎骨動脈解離リスクのある患者(突然の激しい頭痛・頸部痛・神経症状)には禁忌であり、適切なスクリーニングが必要。

アブストラクト(原文)

This systematic review and meta-analysis evaluated spinal manipulation and mobilization for cervical spine disorders. 51 RCTs (n=3,765) were included. Manipulation significantly reduced neck pain (SMD -0.59) and disability (SMD -0.47) compared to control. Mobilization showed similar effects (SMD -0.52 for pain). Combined manipulation plus exercise was most effective. No serious adverse events were reported in included RCTs.

MeSH TERMS

Cervical SpineNeck PainSpinal ManipulationMobilizationManual Therapy
#頸部痛#脊椎マニピュレーション#モビライゼーション#徒手療法#頸椎症#SR/MA

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