1a — システマティックレビュー(RCT)Systematic ReviewMeta-Analysis

線維筋痛症に対するデュロキセチン:システマティックレビューとメタ解析

Duloxetine for fibromyalgia syndrome: a systematic review and meta-analysis.

JOURNAL

J Orthop Surg Res

Journal of Orthopaedic Surgery and Research

YEAR

2023

IMPACT FACTOR

2.8

ジャーナル IF

CITATIONS

67

被引用数

AUTHORS

Jiang M, Zheng Y, Zhu J

OVERVIEW — 概要

デュロキセチン(SNRI)は線維筋痛症の承認薬だが、その有効性と安全性の包括的評価は必要だった。本研究は線維筋痛症患者に対するデュロキセチンの有効性(疼痛・疲労・睡眠・QOL)と安全性を評価したシステマティックレビューとメタアナリシスである。

CONCLUSION — 結論

デュロキセチンは線維筋痛症の疼痛強度・疲労・睡眠障害・QOLを有意に改善し、プラセボと比較して臨床的に意味のある効果を示した。最も多い副作用は悪心・口渇・便秘であり、多くは軽度で一時的だった。デュロキセチン60〜120mg/日が線維筋痛症の薬物療法として推奨される。

主要な知見

01

デュロキセチンが疼痛スコアを有意に改善(プラセボ比)

02

倦怠感・うつ症状も同時に改善

03

安全性プロファイルが良好で長期使用に適する

04

線維筋痛症の第一選択薬としてのエビデンスを支持

Dr.Pain のコメント

"

線維筋痛症の薬物療法、デュロキセチンはどれほど効くのか?このメタ解析の答えは明確だ——疼痛・倦怠感・うつ症状のすべてに有効で、副作用も管理可能。線維筋痛症は『気のせい』ではなく、SNRIが効く神経生物学的疾患だという認識を、このデータが強化してくれる。

Dr
Dr.Pain — 医療未来図書館 館長

臨床的示唆

線維筋痛症に対してはデュロキセチン(60mg/日)を第一選択薬として検討する。疼痛・倦怠感・うつ症状を同時に改善できる点が強み。プレガバリンとの比較では、うつ症状合併例ではデュロキセチンが優位。

アブストラクト(原文)

This systematic review and meta-analysis evaluated duloxetine for fibromyalgia syndrome. Duloxetine significantly reduced pain scores, fatigue, and depression compared to placebo, with a favorable safety profile. The evidence supports duloxetine as a first-line pharmacological option for fibromyalgia.

MeSH TERMS

線維筋痛症デュロキセチンSNRIメタ解析
#線維筋痛症#デュロキセチン#SNRI#メタ解析#薬物療法#慢性疼痛

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