疼痛管理のためのサブアネステティックケタミン:ランダム化臨床試験のシステマティックレビューとメタアナリシス
Subanesthetic Ketamine for Pain Management: A Systematic Review and Meta-analysis of Randomized Clinical Trials
JOURNAL
Eur J Anaesthesiol
European Journal of Anaesthesiology
YEAR
2020
IMPACT FACTOR
6.8
ジャーナル IF
CITATIONS
245
被引用数
AUTHORS
Michelet D, Brasher C, Horlin AL, Bellon M, Julien-Marsollier F, Vacher T, Dahmani S
OVERVIEW — 概要
130本のRCT(n=8,341)を統合した大規模SR/MA。術後疼痛・慢性疼痛・がん性疼痛に対するサブアネステティックケタミン(0.1〜0.5 mg/kg)の有効性を評価した。低用量ケタミンは術後疼痛の鎮痛補助薬として有効であり、オピオイド節約効果(オピオイド消費量を有意に削減)を示した。精神症状(解離・幻覚)は低用量では最小限であった。
CONCLUSION — 結論
低用量ケタミンは術後疼痛・慢性疼痛に対する有効な鎮痛補助薬であり、オピオイド節約効果を持つ。精神症状リスクが低用量では最小限であることから、オピオイド依存リスクの高い慢性疼痛患者において特に有望な選択肢である。
主要な知見
低用量ケタミン(0.1〜0.5 mg/kg)は術後・慢性疼痛に有効な鎮痛補助薬
オピオイド節約効果(オピオイド消費量を有意に削減)
精神症状(解離・幻覚)は低用量では最小限
Dr.Pain のコメント
低用量ケタミンのオピオイド節約効果は、オピオイド依存リスクの高い慢性疼痛患者において特に重要である。NMDA受容体拮抗作用による中枢性感作の解除と相まって、難治性慢性疼痛・CRPS・線維筋痛症への応用が期待される。精神症状リスクが低用量では最小限であることも、外来での使用を検討する上で重要な知見である。
臨床的示唆
難治性慢性疼痛・術後疼痛へのサブアネステティックケタミンは、オピオイド節約効果を持つ有効な鎮痛補助薬。低用量(0.1〜0.5 mg/kg)では精神症状リスクが低い。
アブストラクト(原文)
疼痛管理のためのサブアネステティックケタミン(低用量ケタミン)のRCTのSR/MA。術後・慢性疼痛・がん性疼痛において有効な鎮痛補助薬として機能することが示された。
MeSH TERMS
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