複合性局所疼痛症候群患者における薬理学的治療の有効性と安全性:システマティックレビューとメタアナリシス
Efficacy and Safety of Pharmacological Treatment in Patients with Complex Regional Pain Syndrome: A Systematic Review and Meta-Analysis
JOURNAL
Pharmaceuticals
Pharmaceuticals
YEAR
2024
IMPACT FACTOR
4.8
ジャーナル IF
CITATIONS
22
被引用数
AUTHORS
Zhu H, Hu Y, Huang T, Zheng J
OVERVIEW — 概要
CRPS患者を対象とした薬理学的治療のRCTを網羅的に検索・評価したSR/MA。ケタミン(IV・経口・局所)とビスホスホネート注射は重篤な有害事象なしにCRPSの疼痛緩和に有効であり、現時点で最も有望な薬理学的治療法として位置づけられた。ケタミンはNMDA受容体拮抗作用による中枢性感作解除が主たる機序であり、副作用は軽度であった。
CONCLUSION — 結論
CRPSの薬物療法では、ビスホスホネートを第一選択とし、難治例にはケタミンを追加する段階的アプローチが推奨される。ケタミンは中枢性感作解除の観点から理論的にも臨床的にも重要な選択肢であり、副作用が軽度であることが導入を支持する。
主要な知見
ケタミンとビスホスホネートがCRPSの疼痛緩和に最も有効
副作用は軽度であり、長期的な疼痛緩和に効果的
ケタミンはNMDA受容体拮抗作用により中枢性感作を解除する
Dr.Pain のコメント
CRPSに対するケタミンとビスホスホネートの有効性を示したSR/MA。特に難治性CRPS患者において、ケタミン点滴静注は中枢性感作の解除という観点から理論的にも臨床的にも重要な選択肢である。副作用が軽度であることも、ペインクリニックでの導入を検討する上で好材料である。
臨床的示唆
CRPSの薬物療法では、ビスホスホネートを第一選択とし、難治例にはケタミンを追加する段階的アプローチが推奨される。
アブストラクト(原文)
CRPS患者への薬理学的治療の有効性・安全性を評価したSR/MA。ケタミンとビスホスホネート注射は重篤な有害事象なしにCRPSの最良の治療法である可能性が示唆された。
MeSH TERMS
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