慢性疼痛に対するケタミン点滴静注:ランダム化比較試験のシステマティックレビューとメタアナリシス
Ketamine Infusions for Chronic Pain: A Systematic Review and Meta-analysis of Randomized Controlled Trials
JOURNAL
Anesth Analg
Anesthesia & Analgesia
YEAR
2019
IMPACT FACTOR
3.8
ジャーナル IF
CITATIONS
380
被引用数
AUTHORS
Orhurhu V, Orhurhu MS, Bhatia A, Cohen SP
OVERVIEW — 概要
33本のRCT(n=1,012)を統合したSR/MA。難治性慢性疼痛(CRPS・線維筋痛症・神経障害性疼痛など)へのIVケタミン点滴静注の有効性を評価した。ケタミンは短期的な鎮痛効果(SMD -0.51)をもたらし、用量反応関係の可能性が示唆された。長期効果(3ヶ月以上)のエビデンスは不十分であった。
CONCLUSION — 結論
IVケタミンは難治性慢性疼痛に対して短期的な鎮痛効果を持つ有効な選択肢である。NMDA受容体拮抗作用による中枢性感作の解除が主たる機序であり、オピオイド抵抗性の難治性疼痛に特に有望。長期効果・最適プロトコルの確立に向けた大規模RCTが必要である。
主要な知見
IVケタミンは難治性慢性疼痛患者に短期的な鎮痛効果をもたらした(SMD -0.51)
用量反応関係の可能性が示唆された
長期効果(3ヶ月以上)のエビデンスは不十分
Dr.Pain のコメント
Anesthesia & Analgesiaに掲載されたこのSR/MAは、難治性慢性疼痛に対するケタミン点滴静注の短期的有効性を示した。NMDA受容体拮抗作用による中枢性感作の解除が主たる機序と考えられ、オピオイド抵抗性の難治性疼痛患者に対する重要な選択肢である。ただし長期効果・最適プロトコル・副作用管理については更なる研究が必要である。
臨床的示唆
難治性慢性疼痛(CRPS・線維筋痛症・神経障害性疼痛)へのIVケタミンは短期的な疼痛緩和に有効。長期維持療法としての位置づけには更なる研究が必要。
アブストラクト(原文)
難治性慢性疼痛患者へのIVケタミンのRCTのSR/MA。ケタミンは短期的な鎮痛効果をもたらし、用量反応関係の可能性も示唆された。長期効果の評価には大規模多施設研究が必要。
MeSH TERMS
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