複合性局所疼痛症候群の治療における脊髄刺激療法:ランダム化比較試験のシステマティックレビュー
Spinal cord stimulation for the treatment of complex regional pain syndrome: A systematic review of randomized controlled trials
JOURNAL
Interv Pain Med
Interventional Pain Medicine
YEAR
2024
IMPACT FACTOR
0.6
ジャーナル IF
CITATIONS
18
被引用数
AUTHORS
Mattie R, Zreik J, Foorsov V, Weiner RL, Deer TR
OVERVIEW — 概要
CRPS患者を対象としたSCSおよびDRG刺激療法のRCTを系統的に検索・評価したSR。SCSは薬物療法・理学療法に抵抗性のCRPS患者において有意な疼痛軽減と機能改善をもたらした。DRG刺激は特に四肢末梢(足底・足趾)の疼痛に対してSCSより優れた効果を示し、ACCURATE試験の知見とも一致する。両療法ともに安全性プロファイルは良好であった。
CONCLUSION — 結論
SCSおよびDRG刺激は薬物療法・理学療法抵抗性のCRPS患者に対して有効な神経調節療法である。四肢末梢の疼痛にはDRG刺激が特に推奨される。個別化された治療選択のための更なる長期RCTが求められる。
主要な知見
SCSおよびDRG刺激はCRPS患者の疼痛を有意に軽減した
DRG刺激はSCSより四肢末梢(足底・足趾)の疼痛に優れた効果を示す
個別化された治療最適化のための継続的な研究が必要
Dr.Pain のコメント
CRPSに対する神経調節療法のエビデンスが蓄積されている。特にDRG刺激は足底・足趾など従来型SCSが届きにくい部位のCRPS疼痛に対して優れた効果を示す。早期介入が中枢性感作の進行を防ぐ観点からも重要である。
臨床的示唆
薬物療法・理学療法に抵抗性のCRPS患者には、SCSまたはDRG刺激を早期に検討すべき。四肢末梢の疼痛にはDRG刺激が特に有効。
アブストラクト(原文)
CRPSに対するSCSおよびDRG刺激のRCTのSR。SCS・DRG刺激ともにCRPS患者の疼痛を有意に軽減し、機能改善をもたらした。個別化された治療最適化のための継続的研究が必要。
MeSH TERMS
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