1a — システマティックレビュー(RCT)Systematic ReviewMeta-Analysis

慢性疼痛患者における不眠症に対する認知行動療法:ランダム化比較試験のシステマティックレビューとメタアナリシス

Cognitive behavioral therapy for insomnia in patients with chronic pain - A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials

JOURNAL

Sleep Med Rev

Sleep Medicine Reviews

YEAR

2021

IMPACT FACTOR

9.7

ジャーナル IF

CITATIONS

312

被引用数

AUTHORS

Selvanathan J, Pham C, Nagappa M, Peng PWH, Englesakis M, Espie CA, Morin CM, Chung F

OVERVIEW — 概要

11本のRCT(n=1,066)を統合したSR/MA。慢性非がん性疼痛(腰痛・線維筋痛症・関節痛など)と不眠症を併発する患者を対象とした。CBT-Iは短期・長期の睡眠改善(ISI: SMD -0.72、睡眠効率: SMD 0.55)に有効であり、短期的な疼痛軽減(SMD -0.29)と抑うつ症状改善にも効果を示した。

CONCLUSION — 結論

慢性疼痛と不眠症の併発患者に対して、CBT-Iは睡眠改善に加えて疼痛・抑うつ症状も改善する可能性がある。疼痛治療に並行してCBT-Iを導入することで、睡眠・疼痛・抑うつの三者を同時に改善できる可能性がある。

主要な知見

01

CBT-Iは短期・長期の睡眠改善に有効(ISI: SMD -0.72、睡眠効率: SMD 0.55)

02

短期的な疼痛改善効果も示された(SMD -0.29)

03

抑うつ症状の短期改善にも有効

Dr.Pain のコメント

"

慢性疼痛患者の不眠症に対するCBT-Iが睡眠だけでなく疼痛そのものも改善することを示した重要なSR/MA。睡眠と疼痛の双方向性(睡眠不足が疼痛閾値を低下させ、疼痛が睡眠を妨げる悪循環)を断ち切る介入として、CBT-Iはペインクリニックの治療戦略に不可欠である。

Dr
Dr.Pain — 医療未来図書館 館長

臨床的示唆

慢性疼痛と不眠症の併発患者には、疼痛治療と並行してCBT-Iを導入することで、睡眠・疼痛・抑うつの三者を同時に改善できる可能性がある。

アブストラクト(原文)

慢性非がん性疼痛と不眠症を併発する患者へのCBT-IのRCTのSR/MA。CBT-Iは短期・長期の睡眠改善、短期の疼痛・抑うつ症状改善に有効であった。

MeSH TERMS

Cognitive Behavioral TherapySleep Initiation and Maintenance DisordersChronic PainRandomized Controlled Trial
#CBT-I#不眠症#慢性疼痛#認知行動療法#睡眠#SR/MA

論文へのアクセス

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