1a — システマティックレビュー(RCT)Systematic Review

慢性疼痛に対する長期オピオイド療法の有効性とリスク:NIH予防経路ワークショップのためのシステマティックレビュー

The effectiveness and risks of long-term opioid therapy for chronic pain: a systematic review for a National Institutes of Health Pathways to Prevention Workshop

JOURNAL

Ann Intern Med

Annals of Internal Medicine

YEAR

2015

IMPACT FACTOR

15.3

ジャーナル IF

CITATIONS

2,180

被引用数

AUTHORS

Chou R, Turner JA, Devine EB, Hansen RN, Sullivan SD, Blazina I, Dana T, Bougatsos C, Deyo RA

OVERVIEW — 概要

NIH予防経路ワークショップのために実施された網羅的SR。長期(12週以上)のオピオイド療法の有効性を示す高品質RCTは存在しなかった。観察研究では過量摂取・オピオイド乱用・骨折・心筋梗塞・性機能障害リスクが用量依存的に増加することが示唆された。特に100 MME/日以上の高用量処方では死亡リスクが有意に増加した。

CONCLUSION — 結論

長期オピオイド療法の有効性エビデンスは不十分である一方、用量依存的な重篤なリスクが存在する。長期処方には定期的な再評価・用量最小化・リスクスクリーニングが不可欠であり、100 MME/日以上の高用量処方は特に慢重に考慮すべきである。

主要な知見

01

長期オピオイド療法の有効性を示すエビデンスは不十分(高品質RCTが欠如)

02

過量摂取・オピオイド乱用・骨折・心筋梗塞のリスクが用量依存的に増加

03

高用量(≥100 MME/日)では死亡リスクが有意に増加

Dr.Pain のコメント

"

長期オピオイド療法の有効性エビデンスが乏しい一方で、重篤なリスクが用量依存的に増加することを示した重要なレビュー。100 MME/日以上の高用量処方は死亡リスクと直結する。慢性疼痛患者へのオピオイド処方においては、最小有効量の維持と定期的な再評価が不可欠である。

Dr
Dr.Pain — 医療未来図書館 館長

臨床的示唆

長期オピオイド処方には厳格なリスク管理(定期的な再評価・用量最小化・依存スクリーニング)が必須。高用量処方は特に慎重に。

アブストラクト(原文)

慢性疼痛に対する長期オピオイド療法の有効性とリスクを評価したSR。長期有効性のエビデンスは不十分。観察研究では過量摂取・乱用・骨折・心筋梗塞・性機能障害のリスク増加が示唆された。

MeSH TERMS

Analgesics, OpioidLong-Term CareChronic PainDrug OverdoseOpioid-Related Disorders
#オピオイド#長期療法#慢性疼痛#リスク#過量摂取#依存性#Ann Intern Med

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