線維筋痛症における腸内細菌叢と心理的苦痛:システマティックレビュー
Gut Microbiota and Psychological Distress in Fibromyalgia: A Systematic Review
JOURNAL
Biopsychosoc Med
Biopsychosocial Medicine
YEAR
2026
IMPACT FACTOR
2.0
ジャーナル IF
CITATIONS
8
被引用数
AUTHORS
Lanzara R, Conti C, Zito L, Anaclerio F, Affaitati GP, Giamberardino MA, Stuppia L, Porcelli P
OVERVIEW — 概要
線維筋痛症と腸内細菌叢・心理的苦痛の関連を評価した網羅的SR。線維筋痛症患者では腸内細菌叢の組成変化(Lactobacillus・Bifidobacteriumの減少、炎症性細菌の増加)と心理的苦痛(不安・抑うつ)の関連が示された。腸脳軸の変調が中枢性感作への寄与を示唆し、腸内細菌叢が線維筋痛症の診断バイオマーカーとなる可能性が示唆された。
CONCLUSION — 結論
線維筋痛症における腸内細菌叢ディスバイオシスと心理的苦痛の関連は、腸脳軸を介した病態機序を示唆する。将来的に腸内細菌叢プロファイルが線維筋痛症の診断補助ツールとなる可能性があり、腸内環境改善を治療計画に組み込むことが有益である。
主要な知見
線維筋痛症患者で腸内細菌叢の組成変化と心理的苦痛(不安・抑うつ)の関連が示された
腸脳軸の変調が中枢性感作への寄与を示唆
腸内細菌叢が線維筋痛症の診断バイオマーカーとなる可能性
Dr.Pain のコメント
線維筋痛症という難治性慢性疼痛疾患における腸内細菌叢の役割を深く掘り下げたレビュー。中枢性感作と腸脳軸の関連は、線維筋痛症の病態解明において重要な視点を提供する。将来的に腸内細菌叢プロファイルが線維筋痛症の診断補助ツールとなる可能性は非常に興味深い。
臨床的示唆
線維筋痛症患者の治療において、腸内環境の評価と改善(食事・プロバイオティクス)を治療計画に組み込むことが有益な可能性がある。
アブストラクト(原文)
線維筋痛症患者における腸内細菌叢と心理的苦痛の関係を評価したSR。腸内細菌叢の変化が線維筋痛症の心理的苦痛・中枢性感作に関与することが示唆された。
MeSH TERMS
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